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脚やせ専門トレーナーとして活躍しているみすたーだいどーさん。SNSで発信をする中でなぜ本を発売したのか?本を120%活用する方法などを聞きました。脚やせのことも色々聞けたので脚が太くて悩んでいる方は必見です。
今回インタビューしたトレーナー

東京大学卒 美脚専門トレーナー。女性の美脚作りに役立つ情報を発信します。2020年6月に書籍『東大卒トレーナーの脚やせ大全』を出版しました。
※この記事は、2020年08月時点の情報です。当時の状況と異なる部分がある可能性がある点、ご留意ください。
今日は、だいどーさんが先日発売した「東大卒トレーナーの脚やせ大全」について色々とお伺いしたいと思います。だいどーさんよろしくお願いします!
Amazonで購入する こちらこそよろしくお願いします。
編集部も脚やせ大全を購入しました。今日は、本を読んでみて疑問に思ったことなどを中心に聞かせていただきますね!ちなみにインタビュアーは20代後半の(脚が太い)女性なので、脚やせをしたい女性の目線でも色々とお伺いできればと思います。
書籍購入いただき、嬉しいです。はい、わかりました!
東大を出て、トレーナーになったわけ
まず、だいどーさんがなぜトレーナーになったのか聞いてもいいですか?東大を卒業してトレーナーになるのってかなり珍しいと思うのですが。
いいですよ。実は、大学卒業後にしばらく実家でニートしてたんですよね。漠然とサラリーマンにはなりたくないなとは思っていたのですが、何も決めずに卒業してしまって。遅れてきた反抗期でした。
だいぶ遅い反抗期だったんですね(笑)
結局1ヶ月でニートに耐えられなくなって、何かしないといけないと思い始めたんですよね。でも、経験やスキルもないのに何から始めればいいのか悩みました。そこで選択肢に出てきたのがパーソナルトレーナーです。今まで、大学時代に勉強を教えていたり、茶道部で人におもてなしをする経験をしていたので、接客業として人に教えられる仕事がやりやすいのではないかと思ったのと、1人でも始められるのが理由です。
茶道からトレーナー、全然違う分野に思えますが、人をもてなすという点では共通しているんですね。
そういえば、当時RIZAPが流行っていたので、これからパーソナルトレーナーが有名になるだろうと思ったっていうのもあります。
Twitterでの発信が書籍販売につながった
パーソナルトレーナーとして本を出版している人は多くはないと思います。今回、どういう経緯で書籍販売に至ったんですか?
出版社のワニブックスさんから書籍出版のお話をいただいたのが1年前でした。「実は1年前からだいどーさんのTwitterをみていました」とメールがきたんですよね。きっかけは、森拓郎さんの本を出したチームの人が打ち合わせをした時に、面白いトレーナーがいないかという話題になって、森さんが僕の話を出してくれたみたいです。
森拓郎さん、ボディメイク業界で有名な方ですよね。私もよくYouTubeなどみてます!
その当時は、ちょうど美脚に絞って情報発信をし始めてフォロワーが月に数千人が増えていってて、このタイミングでワニブックスさんからメールがきましたね。足が太い人と細い人の立ち方の比較をわかりやすく図で書いたもので一気にのびました。
SNSでバズった美脚の比較画像(クリックするとTwitterに飛びます)
本は教科書のように使って欲しい
だいどーさんは、SNSでもたくさん情報を発信していると思います。今回、書籍を販売するということでSNSで発信する内容と被ってしまうなどの問題はなかったのでしょうか?
その点はまさに一番悩んだ内容でしたね。書籍を執筆する中で気づいたのですが、SNSと書籍の一番の違いは、教科書のように形に残ることだと感じました。SNSの場合、新しいものがどんどん出てくるのですが、基本や大事な情報が流れてしまうんですよね。本にまとめることで、基本に立ち返ることができて、基本をまとめたものがここにあると示せるのが今後発信する上でも役立つなと思いました。
教科書ですか。確かに、この本は教科書っぽい雰囲気ありますね。
そうですね。ところどころノートのようなページも用意しました。本については128ページという縛りがあったので、本だけで完結するというよりは、媒体ごとに役割を分ける必要があると感じています。
役割を媒体ごとに分けるとはどういうことでしょうか?
例えば、解剖学の知識やSNSで省いてしまう長い部分は本が伝わりやすく、エクササイズの解説は動画の方がわかりやすいのでYouTubeやTwitterを活用しています。書籍の中では、種目数も少なく厳選されたエクササイズが載っています。それぞれが意味のあるものだと伝わるような仕組みになっていますね。
なるほど!本だけでなく、だいどーさんのYouTubeやTwitterもチェックすることで、相乗効果があるんですね。
おっしゃる通りです。あと、書籍には自分自身で色々と書き込んで自分だけのオリジナルの本を作って欲しいんですよね。そういう意味で、電子書籍よりも紙で買うのがおすすめです。
まさに、教科書のように使える本ですね!
僕自身も、お客様へのパーソナルの指導の時に使っています。自分自身の苦手な動きを書き込んだりしています。
トレーニングの効率を上げる超コスパエクササイズ!
書籍の帯で「超コスパ」という文言が気になりました。「超コスパ」というのはどういう意味なんでしょうか?
僕の指導は、ただ限界まで追い込むことを目的とした筋トレだけでなく、強度が低いエクササイズを多く扱っていいるんですよね。
理由としては、体の使い方を分からずにトレーニングをしたとしても、本当のボディメイクはできないと思うからです。
なので、僕の指導では80点くらいのトレーニングフォームができるようにストレッチや補助エクササイズをしています。筋トレをメインとした種目は6割から7割くらいですね。トレーニング指導だけなら誰でもできるので、本人が気付かない苦手な動きを発見するのが僕の役目だと思っています。そうすることで、同じトレーニングをしたとしても効果が大きく変わってくると思うんですよね。こうしたトレーニング効率のことを「コスパ」と呼んでいます。 コスパが高いというのは、効率がいいということなんですね!
そういうことです!なので本の中のエクササイズは、運動量が多いわけではないんですよね。本に載っている内容の動きができるようになれば、他の有名な種目ができるようになるということです。
この本のエクササイズは、普段の筋トレの効率も上げてくれるんですか?
そうなんです。トレーニングの効果には、隠れた係数があると思うんですよね。同じトレーニングをしたとしても係数次第で効果が大きく変わってくると思います。例えば、係数0.7にやっている人が係数1になれば、トレーニングの効果は大きく上がります。係数1が達成できると、人々が思ってるほど重量はいらないんですよね。
女性は、美容全般に興味がある人が多いので、ボディメイクも美容の一つとして取り組んでいる人が多くみられます。こうした方には、できるだけ少ない労力と時間で効果を出して欲しいと感じますね。 確かに、ムキムキになりたいというわけじゃないので、できるだけ楽に理想のボディラインに近づけたら嬉しいですね。
トレーニング効率を上げるという意味では、女性だけではなく、普段から筋トレをしている男性の方にもおすすめです。特に、スクワットやデッドリフトをなんとなくで取り組んでいる人こそこの本を手にとってもらいたいと思っています。
キーワードは「毎日」
本ではエクササイズが10種類紹介されていると思いますが、どのように進めていけば良いのでしょうか?
この本ではエクササイズを4つに分けて、Lesson1〜4という形で紹介しています。なので、Lesson1~4を順番に毎日進めていくのがおすすめです。1日目はLesson1、2日目はLesson2、3日目はLesson4、4日目はLesson4、5日目はまたLesson1に戻る…といった感じですね。毎日やるというところがポイントです。
30日間、毎日やるんですね。なぜ、毎日やるのが重要なのでしょうか?
休むメリットがないからです。筋トレの場合、筋肉を休める必要があると言っていますが、この書籍ではそもそも筋トレとは目的が違うので、筋トレのように休める必要はありません。また、毎日少しずつ続けることで習慣化します。変化を求める人ほど毎日やるといいと思います。以前Twitterにも上げたのですが、勉強と同じことです。とにかく「毎日」がキーワードです。短くてもいいので、毎日やりましょう!
勉強を毎日しようというツイート(クリックするとTwitterに飛びます)
確かに、「たまにやる」よりも「毎日やる」方が、忘れにくくて習慣化はしやすいですね!エクササイズをするのにおすすめの時間帯などはありますか?
いつでもOKです。毎日続けやすい時間に行ってください!
目安は30日、それで効果が出なくても諦めないで!
エクササイズはどのくらいの期間やったらいいですか?
まずは最低でも30日間は続けて欲しいです。見た目の変化を実感できるのは、短くても3週間かかると思っているので、余裕を持って30日間としています。
30日やっても効果が分からなかったら、もっと続けた方が良いということですよね。
そうですね。変化が感じられる人と感じられない人の違いは、体の使い方の根本が変わっているかどうかという点です。立ち方や歩き方ですね。そこが変わらないとどれだけ筋トレしても変わらないですね。
そうなんですか。筋トレで変わるものだと思ってました。
脚が太くなる原因は、体脂肪、むくみ、筋肉のハリなんですね。特に脚だけ太いという人は脂肪がつきやすいだけでなく、筋肉が発達しやすい体の使い方になってしまっているということなんです。なので、そこが変わるまでトレーニングは続けて欲しいなと思います。
脚やせの考え方については、だいどーさんと同じKEYFIT所属の内記トレーナーが書いたこちらの記事も参考になります。


思考停止するな!
エクササイズの効果を出すにはもう一つポイントがあって、それが思考停止しないことです。ただエクササイズに取り組むのではなく、「どうしてそのエクササイズをやるのか」「どのように変わるのか」を考えて試行錯誤していく必要があります。この本のエクササイズが直接的に脚を細くするのではなく、エクササイズをすることで体の使い方が変わって脚が細くなるという流れなので、ただただエクササイズをこなすだけではなかなか結果が出ないです。Twitterで、よく成果報告をいただくのですが、成果が出ている人ほど自分なりに工夫して取り組んでいますね。自分の体と向き合うことが超重要です。
何事も考えながら実行するというのはとても大切ですよね。
それから、もし本に載っているエクササイズがやりにくかったら、僕のYouTubeに上がっている動画で実践しても問題ないです。本は基礎知識を身に付けるのが主な役割で、実践はYouTubeでと考えているので。動画の方がエクササイズをする上ではやりやすいですしね。
だいどーさんのYouTubeはこちらです!概要欄に複数動画があるので、組み合わせて実践してみてください。
#30日美脚チャレンジの概要(クリックするとTwitterに飛びます)
変化を感じるために全身の写真を撮ろう
脚やせエクササイズの効果計測はどのようにするのがおすすめでしょうか?
同じ時間、同じ場所で全身の写真をとるのがおすすめです。脚の先から頭まで入れてください。やっぱり上半身が下半身に影響を与えるし、逆もしかりなので全部大事です。基本的に部分やせはないので、ありのままの全身を写しましょう。
脚やせだからと言って脚だけ撮影すればいいというわけではないんですね。
はい。それから、細くなったかどうかだけではなく、関節の向きにも注目して欲しいですね。例えば、以前は膝下が外に広がっていたのが真っ直ぐになったとか。太ももの付け根のところが張り出していたのが真っ直ぐになったとか。単純な脚の太さだけでなく、シルエットの変化にも気づいて欲しいなと思います。
関節の向きとなると、素人では気付きにくい点かもしれませんね。
可能であれば、専門家に見てもらうことをおすすめします。トレーナーじゃなくても整体の方とか、体の専門家の方でもいいと思います。自主トレメインでしている人は、そうした専門家に定期的に見てもらうといいと思いますよ。
ベストレ編集部も全身鏡を使って、だいどーさんのエクササイズを始める前のビフォア写真を撮影してみました!
少しハードな運動と組み合わせると◎
さらに効果を出したいというときに、この本のメソッドと組み合わせると良いものってありますか?
僕が考える美脚づくりのメソッドは3つあって、1つが体を整えること。2つ目は体脂肪を落とす食事と筋トレ。3つ目はウォーキングフォームですね。それぞれを正しい方向に持っていくことで、脚やせにつながります。なので、パーソナルトレーナーがやっているような指導と組み合わせると効果的だと思います。同僚のユウトレはすごくおすすめですよ!ユウトレは、強度の高いトレーニングが多いので、僕の本ではカバーし切れていない部分を補うことができます。
ユウトレさんのトレーニングはYouTubeで見ることができます!
脚やせの疑問Q&A
ここからは、脚やせの疑問Q&Aということで、本に書いてある内容から、脚やせの疑問に答えていただきたいと思います。
わかりました!
ダイエットしたのに脚だけ痩せません。どうしてでしょうか?
脚だけ痩せない方は、大体の方が足指と股関節が上手く使えていないです。立ってるだけで筋肉に負荷をかけてしまったり、歩いているだけで筋トレのような状態になっています。なのでそれを変えていくことで、本来の脚の細さに近づいていきます。そのためのエクササイズを本で紹介しています。
太ももの前と外が張り出しています。なぜでしょうか?
前もものハリと外もものハリの要因は実は少し違います。外ももの場合は、ももが張ってるように見える立ち方をしてしまっているというケースが多いですね。太ももの骨の出っ張りの部分がどっちを向いているかによって見え方が変わってくるんですね。なので、その向きが変わるだけで外もものハリが解消されます。
物理的に太いというわけではなく、太く見えてしまっているという状態なんですね。それは知らなかったです。
実際、肩もこれとこれでは全然違うじゃないですか。
違いますね。
そういうことです。「細くなる」と「細く見える」は別なんです。逆に前ももについては、物理的に発達している方が多いですね。膝に力が入って生活していたり、体重が親指側に寄り過ぎてしまっていたりとかですね。単純に使い過ぎているので、本で紹介しているストレッチをして休ませることが必要です。
姿勢と見た目の関係は、同じくKEYFITの倉田トレーナーが書いた記事で勉強できます。






脚やせのための理想の歩き方は?
骨盤から進む歩き方です。言い換えると、骨盤がつま先よりも前に出る瞬間のある歩き方。緩やかな下り坂を重力に引っ張られるようにして歩いていくイメージです。
骨盤から進む歩き方(クリックするとTwitterに飛びます)
本でも歩き方の紹介がありましたね。
歩き方については、本当はもっと書きたかったんです。歩き方は奥が深いので、もう少ししたら歩き方だけの本出したいくらいですよ(笑)
そうなんですね。楽しみにしてます(笑)
他の言い方だと、「お尻で歩く」とかも言ってますね。脚を前に出すのではなく、後ろに引く力で歩きましょうと。自転車のペダルが後ろに回るときのイメージです。ペダルを踏み込むだけだと、前ももばかりを使ってしまいますが、後ろに引く時も均等にパワーがかかっているように進むといいと思います。これは他で言ったことないので、初出しです(笑)
初出し、ありがとうございます!
脚やせしたい全ての人へ
最後に、この本はどんな人に買って欲しいですか?
年代を問わず、筋トレに興味あるけど何を始めたらいいか分からない方や運動初心者の方全般に買ってもらいたいですね。実は40代から50代の方にも好評なんです。何よりも、見た目を変えたいという強い動機を持った方におすすめしたいです。
強い動機を持っている方ほど頑張れると思うので。それと、脚の見た目が気になる方や細くなるのは無理だろうと思っている人は、ぜひ買って欲しいですね。 気になった方は、Amazonから購入してみてくださいね。Twitterで「#30日美脚チャレンジ」をつけて投稿するのもおすすめです!
Amazonで購入する
ベストレ編集部も「#30日美脚チャレンジ」やってます
みすたーだいどーさんが運営する美脚専門ジム「Desty」
だいどーさん監修の美脚専門ジム「Desty」が銀座にオープンしました!
だいどーさん独自の美脚メソッドに基づき、筋トレだけでなく、ウォーキング指導や食事指導も受けられるジムです。
ジムオープンまでの経緯などは、YouTubeでも語られています。
本気で美脚を目指したい人、今までのやり方では脚が痩せなかった人はぜひ一度体験に行ってみてはいかがでしょうか?
Destyの詳細はこちら

今回インタビューしたトレーナー

東京大学卒 美脚専門トレーナー。女性の美脚作りに役立つ情報を発信します。2020年6月に書籍『東大卒トレーナーの脚やせ大全』を出版しました。